息子は生後6か月から『夜泣き』が始まり
小学生になって『夜驚症※』という形に変わりながらも、小5まで続きました。
一度は寝かしつけても、22時頃になると泣き出して、
抱っこかおんぶをしていれば眠れるので、幼稚園を卒園するまでは夜中じゅうおんぶをしていました。
朝方にやっと熟睡するので布団におろし、そこから3時間ほど眠るというサイクルでした。
※夜驚症とは…小児が睡眠中に突然目ざめて怖がり,大声をあげたり泣いたりする症状のこと。セイの場合は30分くらいパニック状態で、汗をびっしょりかいて、時には逃げるように走り出したりすることもありました。
小学生になってからはさすがにおんぶで寝かしつけはできなくなり、
一緒に横になって抱っこしながら眠らせていました。
夜泣きがあまりひどいときは起こして本を読んだり、
泣いているのを放置する方法も試みましたが、2~3時間泣き続けていました。
この頃、息子の声は泣きすぎのせいでハスキーボイス。小5で夜泣きがおさまったとき、声が高くなってびっくりしたのを覚えています。
性格はとても慎重で怖がり。
1歳~2歳の頃は歩いていても、ちょっと段差があるとはいつくばって、
四つん這いで、地面を手足で確認しながらゆっくりと超えるような子でした。
食事の好き嫌いも多く、特に食感に敏感でした。
こりこり、ぷるぷる、ぱさぱさしているものがだめ。
フルーツも嫌い、パンも嫌い。
好きなのはご飯か麺かバターで炒めたほうれん草とウィンナーくらい。
お友達を作りたくて、リトミックなどの親子教室や児童館などによく連れて行ったけれど、知らない子や新しい場所が怖いようでした。
人がいない夕方の公園の方が好きで、冬はよく暗くなってから公園に行きました。
寒い中、ふたりきりで砂場でよく遊んだなぁ…。
幼稚園に入園してもやはりなかなか馴染めず、年長になるまでは毎日泣いて登園渋り。
寝不足で少しでも休みたいわたしはパジャマのまま引きずって連れて行ったこともありました。お祭りや運動会などのイベントも大嫌いでした。
年中で息子は右耳がほぼ聞こえていないうえ、
左耳も中等度の難聴であることがわかり、補聴器の装着を始めました。
そのおかげか、年長になると友達ができ始め、初めて幼稚園に泣かずに通えるようになりました。大好きなクラスメートもできて、お遊戯会ははりきって役を演じることができました。
今思えば、慎重で怖がりな性格に加え、常に睡眠不足
その上聴力障害でまわりが何を言っているのかあまり聞き取れずにいたわけなので、
息子のいる世界は不鮮明でとても怖かっただろうな。
理解してあげられなくてかわいそうだったな、と思います。
でもね、子育てするのも初めて、色々なことがうまくできなかったり失敗したり、
それで当たり前でしょうがないと思うのです。
子どもが2人3人いても、その子の親は初めてやるのです。みんな違う個性を持っているので、同じようにやればうまくいくものでもありません。
一緒に試行錯誤して、経験を積んで、段々とお互いに知っていき、その子にとってのいいお母さんやお父さんになっていけばいいんですよね。
今、声を大にして言いたいのは
新米お母さんにとって何より大事なのは
「自分をいたわること」
「おおらかに過ごすこと」
「完璧じゃなくていい」
ということです。
栄養バランスよりも、生活リズムよりも、何よりも、こどもと一緒の時間を楽しく過ごすことが大事。
おおらかに、無理をしすぎずに、他の事は2の次でいいと思うのです。